ここでは『第17回 萩・石見空港マラソン全国大会』の出走記をご紹介します.
この大会はマツロウにとって初めてのレースになりました.何がなんだかわからないまま始まって終わったというのが正直な完走です.初めてのこと過ぎて写真を全く撮っていなかったり,記憶が飛んでいたりと散々ですが覚えている限りで記していきます.
レース結果
- グロスタイム
??
- ネットタイム
1:47:52
※完走証を紛失したため,当時のメモから記録.タイムはもしかしたらグロスかも.
各区間での記憶
- 前日
萩・石見空港マラソン大会は前日受付はなく,必要なゼッケン,計測チップ等はすべて郵送になります.また,スタートは12時と遅い設定なのでマツロウの住む松江市からであれば,日帰り参加が可能です.今回は初めての大会参加ということもあり勝手がわからないので,前泊かつ家族同行となりました.前日はドライブ気分で自宅を出発し,大田市や浜田市などでブラブラしつつ,水族館に行きたいという子どもたちをなだめながら早めに益田市内の旅館にチェックインします.夕食なしのプランなので益田市内で子どもたちのリクエストのラーメンを食べ,コンビニで補食を調達します.旅館の温泉に浸かり,少し補食を食べ10時頃に就寝.すべてが初めてのことで何をしていいかわかりませんが,とにかく寝られれば大事にはならないだろうと思い早めに寝ます.緊張や興奮で寝られないかと思いましたが,よく寝ました.(笑)
- ~会場入り
朝は”ザ・旅館”の朝食を頂き,ご飯もお茶碗2杯いただいてしまい満腹です.9時過ぎにチェックアウトしますが,会場まではすぐそこ.時間もありそうなのでグラントワに寄り道.なにやらマルシェが開催されていて,軽く冷やかして会場へ向かいます.会場付近の駐車場は混雑しそうなので少し離れた,大和紡績さんの運動場に設けられた駐車場に止めます.そこからはタクシーでスタート/フィニッシュ会場の万葉公園近くまでシャトル輸送(無料)してくれます.子どもたちとタクシーに乗るのは久しぶりで,子どもたちはなんとなく嬉しそうでした.会場近くの乗降場所からスタート地点までは歩いて向かいますが,これが結構遠い.そして上り坂なので,子どもたちの足では少し時間がかかります.想定よりも時間が押しているので,レース前の補助食を摂りながら歩きます.時間が気になりつつも,初めてのレース参加ですから雰囲気を楽しみます.スタート地点についたのは整列締切の30分前.時間的には押し気味です.
- ~スタート
急いで着替えを済ませ,貴重品と荷物をそれぞれ預けます.萩・石見空港マラソンでは荷物の預かりとは別に貴重品の預かりもしてくれます.これはなかなか助かるサービス.その後,トイレに並びますが男性トイレは利用者が多く長蛇の列.それでもなんとか用を済ませると,あっという間に整列時間になります.急いで自分のブロックへ整列し,スタートを待ちます.スタートブロックの少し先では妻と子供がこちらを見て何やら笑顔.こちらの緊張も少し解けます.申請した予想タイムは2:30:00でブロックは後ろから3番めだったと思います.スタート前のセレモニーはところどころしか聞こえませんが,否応なしに気分が高まります.そして前方で号砲が聞こえます.とはいえ後方はまだまだ立ったまま.2分程経って,ようやく歩くようなペースで進み始めます.さあいよいよレース開始.気分が高まります.妻や子供とハイタッチをして,スタートラインへ進みます.
- ~5km
スタートラインをすぎると万葉公園の出口に向かって園内の道路を下っていきます.一気にペースを上げるランナーもいますが,ここは自重して6’30″~7’00″程度のペースで十分と自分に言い聞かせます.園内道路を抜けてからも更に下り続け,2kmの間に標高差40m近くを下ります.でもすぐに同じ高さを1kmほどで登る坂になります.序盤からなかなか忙しいコース設定です.レース初心者には不安になるようなアップダウン(苦笑).普段のランはフラットなコースが多いので,こんなにアップダウンで脚が持つのか不安になります.それでもこのあとはこのコース最大のご褒美が来るとあって足取りも軽い.それは滑走路を走ること.坂を登りきると,”萩・石見空港”の文字が見えてきます.そしてコースはそのまま滑走路のに続いていきます.なんと萩・石見空港マラソンは現役空港の滑走路上を走れる珍しいマラソン大会なのです.萩・石見空港はANAが羽田便を運行する紛れもない現役空港ですが,そのフライトの合間を縫う形で滑走路ランが実現しているのです.空港は周りと比べても標高の高い丘の上のようで風は強いですが,景色は最高です.しばし滑走路という非日常を楽しみます.走行しているうちに滑走路上で5km地点を迎えます.ここまでは至って快調です.
- ~10km
5kmをすぎて空港を出ることになると,後ろからこれまでとは違う足音が聞こえます.勢いが違う.なんと,あとからスタートした12kmラン組のトップ選手たちに追いつかれたようです.早い.凄まじく早い.これらのランナーのじゃまにならないように,一定のペースで走り続けます.そんなこんなで空港ともお別れです.名残惜しいですが,先に進みます.ここから13km地点まではアップダウンの連続です.
- ~15km
正直に言うとこのあたりはあまり記憶がありません.と言っても体力的にキツかったわけでもなく,ただただ淡々と走っていただけのように思います.ただ,15km付近で時計を見たときに予定よりもすごく遅れているような気がしてペースアップしたのを覚えています.でも実際は特に遅れていたわけでもなく,予定通りだったともいます.とにかくそのときは,ペースアップをしないといけない気がしていました.ここまでは5’10″/kmぐらいのペースで来ていたのを,突然4’50″/kmまでペースアップ.当然,呼吸も脚もかなりきついです.でもなにかに急き立てられるように,ペースを維持.
- ~FINISH
とにかくとてもきつい状態だったので,何も考えられずにただゴールに向かって走っているだけ.最終エイドのマスカット(メロンだったかも?)も食べそびれる始末.とにかく追われるように走り続け,最終盤へ.そして,このコースの最終盤は心臓破りの坂(汗).2kmの間に50m程を一気に駆け上がります.マツロウのように普段フラットなコースを走っていると,本当に登りがきつい.途中で足が止まりそうになりながらも,地元の方々やANAの応援部隊の声援を力にしてなんとかフィニッシュラインへ.
- FINISH後
最後の登りで脚も息もギリギリ状態でしたが,初ハーフで完走,そして2h切り.十分に満足できる結果となりました.一つだけ腑に落ちないのは,何に急き立てられてペースアップしたのか?いまだによく分からず,狐につままれたような気分です(笑)

マツロウ
いろいろな方々が準備をして,盛り上げてくれる.その中を走る喜びを知ることが出来た大会でした.
本当に感謝!!!
この記事はここまでです.
お読みいただきありがとうございました.また,次の記事でお目にかかりましょう.
皆様の充実したランニングライフを願って.
|マツロウ
