このページでは,2025年10月19日に開催された『萩・石見空港マラソン全国大会』 ハーフマラソンの部の参加記録をご紹介します.
マツロウにとっては『第17回 萩・石見空港マラソン全国大会 (2024) 』以来2回目の参加です.というより,人生で2回めのハーフマラソン参加です.ということで,ハーフはこの大会しか知りません.(笑)
『萩・石見空港マラソン』は島根県益田市で開催されるので,マツロウにとって地元県での開催レースとなります.地元開催のレースで,開催時期も10月中旬でレースシーズンの開幕戦として出やすい,さらに現役空港の滑走路を走れるとあれば出るっきゃ無いです.
前回2024年の出走は,マツロウにとって正真正銘の人生初レースでしたので,あれよあれよという間に物事が進んでしまい出走記も内容の薄いものでした.”今回は少し内容を厚くかけるか?”を頑張ってみようと思い参加しました. “走る方を頑張るんとちゃうんかい!” というツッコミは飲み込んでおいてください(笑)
さて,出走記は長くなってしまいましたので2部構成にしました.このページは『出走記① -タイム編』とし,続きは下部に関連ページとしてリンクを張っていますのでそちらも併せて御覧ください.
第18回 萩・石見空港マラソン全国大会(2025) 出走記一覧
- 出走記① -タイム編
レースの公式記録とラップタイムなど.レースをどのように進めたかを数字の面から振り返ります.
- 出走記② -徒然編
レースを時系列を追って振り返ります.メインはレース中の感情の動きやレース/コースの状況をマツロウの主観で振り返ります.

レース前の目標と戦略
第1目標はサブ90,第2目標はサブ100
さて,2025-26シーズンのフルマラソンでのマツロウの目標タイムはサブ3.5です.ところが,ハーフになると明確な目標がないことに気が付きました.シーズンに1回しか出走予定がないので無理もないのですが….フルのサブ3.5から考えるに,3.5÷2で1時間45分? さらに5分を引いて1時間40分?
そんな事を考えながらネットを漁っていると,ハーフにもサブ〇〇という言葉があることを知りました.ハーフの場合は〇〇を時間ではなく分を当てはめるみたい.1.5時間なら90分でサブ90という具合です.
そうするとサブ105?サブ100? 5分刻みはなんだかキリが悪い(苦笑) 10分刻みにして,切り下げてサブ100とサブ90で行こう!ちなみに昨年のタイムは1:47:52でした.言うならサブ110.10分以上の記録更新ですから,目標は高いと言っていいでしょう.
相変わらずの根拠のなさですが,ともかくこれで行ってみましょう.(笑)
ちなみに1kmのペースで考えると,サブ100だと4’44″/km,サブ90だと4’15″/kmです.前者だとすると10月に入ってから4’47″/kmで20km程走っていますから可能性はある.後者は10kmぐらいで限界が来るペース.というより,最近は4’15″/kmのぺーまでペースを上げることはほとんど無いのでさすがに無理がありそうです.
普段の練習コースはほぼフラットなのに対して,『萩・石見空港マラソン』はアップダウンが激しいので脚が持つかどうかも問題.あとは大会ブーストでどこまでペースを引っ張れるかでしょうか.
戦略は”野となれ山となれ”
『萩・石見空港マラソン』は受付レスです.ビブ等の必要物はすべて郵送されます.郵送された自分のビブを見てビックリしました.スタート組が3組です. (汗) おそるおそるRunnetの申請タイムを確認すると1:30:00でした.申込時の自分を殴ってやりたい.なぜそんなに楽観的なのか(怒)
まさかこんなに前だとは思っていなかったので,俄然焦りの気持ちが出てきました.ヤバい,どうしよう.でも,今更スタート組を変更することは出来ませんし,安全面を考えても最後尾スタートはない.3組でスタートするしか無い.(震)
3組スタートでスタート時の周りのペースに合わせると,スロースターターのマツロウにとってはオーバーペースなはず.しかも,スタート直後は一気に下るコースなので,下りが不得意なマツロウには無理すぎる!!
でも,とりあえず3組でスタートして行けるところまで行くしか無い.少なくても”走るシケイン”にならない程度のスピードは出していこう.
という思考回路で,戦略は”野となれ山となれ”に決まりました(苦笑) <それは戦略とは言わないでしょう.
レース結果

サブ100を達成,サブ90は達成ならず
結果から言えば,第1目標のサブ100を達成しました.
事前にすでに諦めていた感もあるサブ90ですが,やはり達成ならずでした.これに関してはまあそうだろうなという感じです.
公式タイム
記録証に記されたタイムは次のとおりでした.『萩・石見空港マラソン全国大会』ではネットタイムのみの計測です.
- ネットタイム
1:36:35
2kmごとの記録 ‐ほぼイーブンペースで乗り切れた
ランニングアプリNRCでの計測結果を参考に記します.最後の21km以降はイロイロと矛盾が生じていますが,そのあたりは計測を止めるタイミングやらイロイロあるのでご愛嬌ということで.(苦笑)
| 距離 Distance [km] | 時間 Time [h:mm:ss] | ラップ Lap [h:mm:ss] | 平均ペース Avg. Pace [/km] |
|---|---|---|---|
| 2 | 0:09:10 | 0:09:10 | 4’35” |
| 4 | 0:18:37 | 0:09:27 | 4’44” |
| 6 | 0:27:40 | 0:09:03 | 4’32” |
| 8 | 0:36:52 | 0:09:12 | 4’36” |
| 10 | 0:45:58 | 0:09:06 | 4’33” |
| 12 | 0:55:14 | 0:09:16 | 4’38” |
| 14 | 1:04:05 | 0:08:51 | 4’26” |
| 16 | 1:13:09 | 0:09:04 | 4’32” |
| 18 | 1:22:27 | 0:09:18 | 4’39” |
| 20 | 1:31:47 | 0:09:20 | 4’40” |
| FINISH | 1:37:07 | 0:05:20 | 5’15” |
こうしてみると比較的安定してペースを維持できているのではないかと思います.特に14km付近まではアップダウンと滑走路の風問題がある割には,ペースを維持できています.14kmまでの2kmは下り基調でペースが上がっていて,最後の20km以降は最後の登りでタイム的にはグダグダですね(笑) すべて成り行きです.意図してないです.(笑)
スタートから3km付近の空港ゲートまでは下って上るコースですので,スタート直後に突っ込みすぎないように気をつけました.多くのランナーがスタートダッシュをかけるのに対して,ペースを気にしているお仲間らしき方々が少ないながらもいましたので,そうした方たちと付かず離れずのペースを保ちます.おかげですごい人数に追い抜かれました(笑)
3-5kmまでの空港敷地内では風が強く,まともに風を受け続けるとつかれるので集団を利用しながらペースを維持します.当然ですが,誰かの風よけになることもあります.そのあたりは持ちつ持たれつということで.
空港を出ると再びアップダウンの連続ですが,下りで出しすぎない上りで落としすぎないことを意識します.というのも,スタート直後から右足首に軽い痛みを感じていました.体が温まれば気にならなくなるかと思いましたが,5kmを過ぎてもまだ痛みがあり,特に下りで痛みを感じやすかったので厳に自重です.
11-12kmの上りをペースを落とさずに乗り切り,その後の下り区間は本レース中の最速ペースになりました.下りは苦手といいつつもペースを上げられるのでいいですよね.このあたりから右足の痛みを感じた記憶がないので,いつの間にか回復していたようです.
その後は比較的フラットなコースが続きますので,疲労をためすぎないようにかつペースを落としすぎないように体とタイムの相談です.ただし脳は酸素不足なのでかなりぼんやりですが.15km地点ぐらいになる頃からサブ100は無理なく行けそう,でもサブ90はちょっと無理そうということが明確に意識されました.
19km付近の最終エイドまでは周囲のランナーといっしょに走ることで,辛いながらもすんなりとペースを落とさずに進むことが出来ました.
最終エイドをすぎるといよいよ本コースのメインディッシュの上りです.1.5kmほどで50m弱を上ります.ゴール手前の30m程手前までほぼずっと上りです.ここが本当に辛い.なかなか前に足が出ない.それでも沿道の応援と周りのランナーの頑張りをみて最後の力を振り絞りました.最後はペースを大きく落としましたが,そこは想定内.フィニッシュライン前の計時が1時間36分から37分頃に移りそうな状況を目の端に入れながらフィニッシュしました.
2024年の第17回大会は15kmすぎからのペースアップで1時間47分台だったことを考えると,2025年の第18大会はほぼイーブンペースで進めて1時間35分台.走ることそのものも,レースに参加することにも慣れてきたからこその成長でしょうか.
いずれにしてもシーズン序盤でのサブ100達成で,十分成長を感じられる結果となりました.

マツロウ
1年ぶりに同じコースを走ることで,自信の変化を冷静に見つめられたのは収穫でした.
今年も安全に走れたことに感謝です.
この記事はここまでです.
お読みいただきありがとうございました.また,次の記事でお目にかかりましょう.
皆様の充実したランニングライフを願って.
|マツロウ
